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2006年10月21日 (土)

伴大納言絵巻展

出光美術館の企画展
『国宝 伴大納言絵巻展』に行ってきました。

この展示を知ったのは、数週間前の日曜日
テレビで「題名のない音楽会」を見たときです。

正確には、番組の中ではありませんが
このスポンサーが、出光ですから
CMで、この展示を知ったのでした。

NHKの「日曜美術館」でも、取り挙げていましたね。
(こちらは残念ながら、見られませんでしたが)

これまで知らなかったのですが
この「伴大納言絵巻」は
4大絵巻の一つに数えられる、国宝なのだそうです。

史実である、応天門の変をもとにして
約300年後に描かれた創作です。
つまり、史実に加えた
フィクション部分が、話を盛り上げています。

応天門の変とは
平安の頃、大内裏の主要な門である
応天門が炎上した大事件です。
(日本史に詳しい方は、ご存じだと思います)

放火と見られた事件は
当初、犯人が分からず
世間を不安に陥れたものの
結果的に、伴大納言が真犯人とされ
伊豆へ、えん罪となり結末を向かえます。

最初は「ふ~ん」という感じでしたが
時代背景を知るにつれ
絵巻そのものに
いや、事件そのものに
別の意図があるようにも思えてきます。

伴大納言、左大臣源信、太政大臣の藤原良房という3者による
権力の綱引きが行われていた折の事件。
そして、これを境に勢力を伸ばしたのは
藤原良房のみ、とすると......?

史実とは、別の見方を
かもし出してくれる絵巻は
大変、興味深いものでした。

この絵巻、
歴史的フィクションとしても楽しめますが
絵としても、特徴的です。

事件の発端となった火事の
火炎表現は、有数の手法と言われていますし
人物の表情、動きにいたっても
これを描いた、絵師の素晴らしさが、うかがえます。

ハイテクを駆使することで
人物は下書せずに描いていることも
分かっています。

こうした展示に来ると思うのですが
やっぱり、知識の間口は広い方が楽しめますね。
いつも、自分の幅の狭さに反省です(苦笑)。

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