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2007年8月30日 (木)

憲法と民主主義

伊藤真 著『憲法の力』を読みました。

本書は、新書版ですが
中身の濃い、目から鱗の良書です。

私は、本書を読む以前から
憲法改正なんて必要ない
と思っていましたが
その理由は、明言できませんでした。

しかし、本書を介して
憲法への理解が、大いに広がり
生意気な言い方をすれば
知見の再構築に、役だったと思います。

今回の安倍政権では
さすがに、当初から改憲
口にすることは、押しとどめたようです。

しかしながら、その機運が
いつまた、高まってくるか分かりません。

特に、著者の伊藤さんは
内閣が主導となって、改憲を押し進めることは
政治的クーデターであると
その危険性を、指摘しています。

その理由は、今の日本国憲法では
総理大臣や国務大臣に対して
憲法尊重擁護義務があることを
根本的に、無視していることにあります。

にも関わらず、十分な議論の場もないままに
彼らの都合で憲法を変えられることは
民主主義の崩壊にも、つながるわけです。

民主主義の基本は
みんなで、何が正しいのか
異なる意見を持ち寄って
議論することです。

翻って考えると
こと憲法改正に関しては、少なくとも
主権者である国民が
論議をし、結論を下す時間が
十分でなかったように思えます。

同時に、個人的にも
政治は守備範囲外だからと
論議を避けてきた嫌いは、否めません。
これは、反省しきりです。

著者も、国民的な議論の場を
大いに望んでいます。

私も、これを境に
機会に合わせて
書いていこうと思います。

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