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2007年10月20日 (土)

ムンク展――国立西洋美術館

国立西洋美術館で開催されている
『ムンク展』を観に行きました。

今回の展示は、壁面装飾としての作品性に
スポットを当てた内容になっています。

人間の情動をテーマにした作品が多い、ムンクですが
それを、連作として並べることで
意味を成すものとムンク自身、捉えていたようです。

「生命のフリーズ」が、その根幹となる
連作となるようですね。

続いて個人邸の部屋、大学の講堂
チョコレート工場の食堂、市庁舎の壁画の構想という
数々のフリーズが、紹介されています。

私が好きなのは、この中でも
個人邸のフリーズのエピソードです。

個人が、子供部屋の壁面装飾を
ムンクに依頼した際、男女の抱擁をモチーフとした作品が
多かったため、子供部屋にふさわしくないとの理由で
依頼主は手紙で描き直しを求めます。

依頼主の言う通り、やり直しの作品には
緑を多く取り入れたものの
依然、男女が入っているものもあったため
依頼主は、そうした絵は受け取らなかったとか。

ユングは、どうして
そこにこだわったのでしょうねぇ。

さらに全体を通して、緑で明るい雰囲気の
このフリーズに、一つだけ
暗い海に向かって、座り込んでいる数人を描いた
絵がありました。

孤独感を感じる、この作品も
なぜ子供部屋に?という気がします。

昼過ぎに入館しましたので
かなり混んでいるかなぁ......と不安でしたが
思ったより、空いていました。

そして、思ったより
作品の展示数が多かったです。

有名な「叫び」こそありませんでしたが
それだけで終わらない、ムンクの作風が伝わってくる
良い内容の展示と言えると思います。

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