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2007年11月24日 (土)

原油価格と影響

23日、WTIが98.18ドルと
過去最高の終値を更新したそうです。

『NY原油反発、1月物は98.18ドルで終了』 日本経済新聞

かなりの資金が原油に流入しています。
いまや「安定的」なのかも知れませんけど。

100ドル手前に、相当の「売り」が
仕掛けられているような気もしますが
年内には、やはり大台を突破するのでしょうか。

個人的には、このマネーゲームの動向よりも
この結果が国内の実体経済を、どう歪めていくかが気になります。

1970年代のオイルショックと
一律に論じられるものではないかも知れませんが
当時は、原油価格の上昇に伴い
消費者物価指数も上昇していました。

原材料の値上がり分が
そのまま小売り価格に転嫁されたことが
当時「狂乱物価」と呼ばれた所以です。

ところが、今日ではどうでしょう。

オイルショックほど、劇的な引き金はなかったにせよ
(当時はOPECが価格引き上げを決定)
WTIを見ても、この1年を掛けて
その価格は、2倍近く上昇しています。

その割に、国内の消費者物価指数は
むしろ下がっているというのが気になるのです。

様々な見解はあると思いますが
端的に言えば、小売りが価格上昇を
せき止めているからでしょう。

事実、多くの原材料価格はすでに、値上げ済み
あるいは値上げを予定しています。

値上げの一部は、小売りにも
反映されていますが
多くの小売価格は、今に至っても
「お値段据え置き」なのです。

消費者にとっては
ありがたいことですが
小売業者としては、売れば売るほど
利益が出づらく(赤字にも!?)なります。

コストダウンをしようにも
すでに、仕入価格の値上がり分を吸収しているため
抜本的な体質改善は難しいでしょう。

となれば対策は一つ。
――そう、人減らしです。

「お値段据え置き」は、さほど時間を経ず
消費者に、ツケが回ってくることが分かります。

しかし、すぐに「狂乱物価」とならないだけに
危機を危機として感じにくく
それを市場が内包している時間だけ
影響範囲は広がります。

一歩間違えれば、同時多発的に
ドミノ倒しが始まることになるのでしょうか。

だから、このタイミングで
消費税増を論じる、誰かさんなんて
空気どころか
相場も読めてないのでは......?

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