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2008年5月20日 (火)

食糧自給率と水産庁

現状の懸念とビジョンの啓蒙としては
一つのやり方かと思います。

『旬の国産魚食べれば自給率4%上昇・07年度「水産白書」』 日本経済新聞

記事の内容としては、旬の国産魚を
国民一人一人が毎月一皿(くらい)食べることで
食糧自給率が4%上昇するとあります。

これを達成するには......

なぜ、食糧自給率を上げなければいけないのか。
(食糧自給率が低い問題点は何か)

なぜ、旬の魚である必要があるのか。

――という素朴な問いに
布石が打ってあることが前提ではないでしょうか。

私が思うに、食糧自給率の向上が果たす目的は
食料の(量・価格とも)安定供給につながると同時に
フードマイレージを減少させ
地球規模のCO2削減を期待できることです。

翻って、食文化の浸透・醸成へと間口が広がるかもしれません。

また、旬の魚を挙げた理由は
恐らく、脂がのっているため美味しく
市場に流通し、(一般的に安く)手に入るから
......という認識からではないでしょうか。

そう思って、実際に水産白書を調べてみると
旬を挙げた意図は、私の想定通り。
章によって「旬」という言葉が
そこかしこに散りばめられています。

とはいえ、養殖魚もありますから
旬が全てではないかもしれませんけど。
(必ずしも魚は「天然」が全てではないと思いますし)

しかしながら、食糧自給率については
上昇させることありきで
「なぜ?」「どうして?」という観点が
欠落しているように感じます。

冒頭に書いた通り、国として
事あるごとの啓蒙は必要に思いますが
目的を示さないことには
せっかくのメッセージも行動が伴わず、風化してしまいます。

農水省が開設しているWebページ
食糧自給率の部屋にも
「食糧自給率とは何か」や
「食糧自給率を上げる方法」について解説はあるものの
「どうして食糧自給率を上げなければならないのか」については
フォーカスされていないのです。

この何とも奇妙な事態は 「なぜ」なのでしょうか??

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