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2008年5月 1日 (木)

マクドナルドの内部と売上げと

どこの会社も、いろいろと大変なようですね。

「原田マクドナルド」に悪評散々
http://facta.co.jp/article/200805032.html

記事の要旨は、確かに原田改革は
進んでいるかのように映るものの
ご存知の通り、各店舗のスタッフは犠牲を強いられ
周りはイエスマンで固めている所から
社内的に不満がたまっている......というものです。

ふと、こんな記事を思い出しました。

『日本マクドナルドホールディングス、既存店売上高3月5.4%増。(2008/4/11)』 日本経済新聞
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2702&NewsItemID=20080411NKM0297&type=2

売上増といえば、普通なら
ポジティブに捉えるところですが
(決算報告を見ても明らかなように)
採算が合っていないような気がしました。

ここで、私は以下のような仮説を立てることにしました。

「労働時間が5%増えたから、売上も5%増えたのだ!」

この仮説を立証するために使った数字は、こちらです。
データが無かったため
3月でなく、4月の数値で代用します。

総店舗数(2007年)   :3746店舗
24H営業店舗(2007年4月):1000店舗
      (2008年4月):1350店舗


総店舗数は単純化するため
1年間通して変化がなかったものとして
さらに、2008年4月の店舗数も
計算しやすいように概数を挙げています。

そして営業時間について、24H営業は文字通りですが
通常店舗は、7~21時(14H)を営業時間と仮定しました。

すると各年、一日当たりの全店舗の
営業時間が算出できます

●2007年4月

24H × 1000店舗 = 24000H・・・24H店舗
14H × 2746店舗 = 38444H・・・通常店舗
--------------------------------
    合計      62444H・・・【A】


●2008年4月

24H × 1350店舗 = 32400H・・・24H店舗
14H × 2396店舗 = 33544H・・・通常店舗
--------------------------------
    合計      65944H・・・【B】

従って、営業時間に関しては
前年同月比、約5%増ということが分かります。

3月と4月の売上に差はあると思いますが
そこを大まかに見た上で
時間当たりの売上を均してしまえば
「労働時間が5%増えたから、売上も5%増えたのだ!」
と言えそうです。

ということは、営業時間の延長によって
売上増がもたらされているにも関わらず
時間当たりの売上ベースでは横ばい。

しかも、労働時間延長という
従業員の犠牲を伴っての売上増であり
(この犠牲は今、顕在化しつつありますが)
さらに、営業時間延長によってかかる
コスト(人件費、光熱費などの変動費)も、もちろん増加します。

なので、売上高は伸びても
実質的な成長ではないことが、すぐに分かりますね。

だからこそ、「売上増」という言葉だけで
安易に「儲かってる」と言えないのです。

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