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2009年8月26日 (水)

見沼通船堀の実演

東浦和駅の近くで行われた
見沼通船堀の閘門開閉実演を観に行ってきました。

江戸時代、内陸で取れたコメなどを江戸に運ぶために
水運が使われていたそうです。

この閘門式の通船堀は、7代将軍吉宗の頃
芝川と、見沼代用水との高低差
約2mを船で渡すために作られた
国内でも古いものとされています。

高低差のある2つの水路に
新たな水路を渡しても、滝のようになるだけで
船が通れるようにはなりません。

そのため、2つの堰を設け
水面が高い所から、低い所へ船を渡す時は
低い方にある堰を塞ぎ
通船堀の中の水面を上げます。

船の全体が、通船堀の中に入ると
これまで塞いでいた堰を開け
貯めていた水を放出することで
水面を下げ、船を渡すことができるのです。

これを初めて知ったときは
すごい技術だなぁと思いました。

さすがに当時のものが、そのまま
現在に残っているわけではありませんが
地域の歴史を伝えるために
さいたま市教育委員会の文化財保護課が
模したものを作ったとのこと。

初めは、これくらいだった水面が堰を塞ぐと......。
090826_100102









090826_105202
このように、水位が増してくるわけです。
(わかりますかね?)

では、この堰は何で塞いでいるのかというと
10枚の板だけなんですね。

板を堰に渡すだけで、特に固定せず
水の流れというか、水圧だけで止めます。

それを純粋に、10枚重ねて
約2mの水面の高低差を埋めるわけです。

一見すると、10枚に分けずとも
大きな1枚の板で、一気に塞いでしまうなり
観音開きのような方法で塞いでしまった方が
合理的なのでは?と思うところ。

しかし先述した通り、これができたのは
江戸時代ですから、全ての工程を
手動で行わなければならなかったため
大きな1枚方式や、観音開き方式では
実は水圧により、開閉が簡単に行えないのです。

むしろ、10枚の方が理にかなっているわけで
こうした知恵からも
昔の人ってすごかったんだなぁと思わせてくれる
実演でした。

平日にも関わらず、多くの人がカメラを片手に
その作業を見入っていましたよ。

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