2007年12月22日 (土)

キャンドルナイトの冬至

うっかりしていましたが
今日は、冬至。

1年の中で、昼の時間が最も短い日です。

ゆず湯に入ったり
カボチャを食べる慣習が残っていたりしますよね。

この冬至に合わせて
こうしたイベントに参加してみるのは
いかがでしょうか??
 
 
 
『100万人のキャンドルナイト』
 
 
 
20時から22時までの間、日本で一斉に電気を消して
代わりにローソクを灯し
思いのまま、過ごそうというイベント。

電気を消して過ごすのは
何やら不便に思うかもしれませんが
意外にも、ゆとりを感じることができます。

アメリカのブッシュ大統領が
原子力発電所を、1ヶ月に1基ずつ建設するという政策に
反対の意を表した、カナダの自主停電運動がヒントになっているそうです。

文明の利器は、私たちの生活を豊かに
また、煌びやかに見せてくれますが
同時に、そこに潜むリスクを見えなくするものでもあります。

原発だけでなく、温暖化も然りですね。

ローソクの明かりから得られるゆとりで
過剰な便利さに固執する感覚を
半ば強制的にリセットする時間を持つことは
私個人として、現代人には必要なのではないかと思っています。

夏至と冬至という、地球共通のイベントに合わせて
実施されているのは、日本だけでなく
いずれ、世界にも広がればという想いからだとか。

今回は、ゆっくりと本を読もうと考えています。

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2007年12月15日 (土)

純米酒ファンド

純米酒ファンのつもりでしたけど
こうしたビジネスが、生み出されていたとは
ちょっと、驚きです。
 
 
 
『純米酒ファンド:名門「秋鹿酒造」募集、秘蔵酒の“配当”も』 毎日新聞
 
 
 
この「秋鹿ファンド」
蔵元は、投資家からの出資金で純米酒を造り
投資家は、5年間に渡って
「配当」を受け取るという仕組みになっているようです。

この配当は、もちろん純米酒。

さらに特典として、利き酒会への招待もあるとか。

すでに募集は終わっているものの
新亀酒造も、「神亀ひこ孫ファンド」として
広告していたのですね。

ん~、もっと早く知っていれば
こっちの方に投資したかった......。

ファンドは「全量純米蔵を目指す会」が窓口となり
ホームページから受付を行っています。

この発想は、どちらかといえば
株式による資金調達に近いと思いますが
純米酒ファンドは、投資の敷居を
より下げ、蔵元や純米酒のファンを
さらに囲い込むという側面も持っています。
 
 
 
ついでですが、日本酒=純米酒ではありませんよ。

日本酒は原材料によって、いくつかの呼称があります。

  普通酒
  本醸造
  吟醸
  大吟醸
  純米
  純米吟醸
  純米大吟醸

このくらいでしょうか?

普通、日本酒といえば
米と米麹と水だけで造られていると思いがちですが
そうではありません。

醸造アルコールや
ひどいものには、糖類が添加されているものもあります。

添加した方が、わずかな原料から
大量の日本酒(のような酒)を
造ることができるからです。

今、市場に出回っている日本酒の多くが
こうした、まがい物です。

しかし、こうした製法が
一連の食品偽装と異なるのは
日本酒の製法として、政府が認めており
使用した原材料を、正しく表示すれば
よいことになっているからです。

(少ない仕入で)大量に売る蔵元は、利益も多く
従って納税も多いからという論理です。

私は、日本の伝統技術や文化を
退廃させようとしているのは
このような国家の責任でもあると思っています。

「風味を良くするためにアルコールを添加しました」
というような宣伝文句を、堂々と居直ったかのように
これまた多くの業界団体が使っています。

しかし、本来使うべきでない
あるいは、使わなくても造れるものに
わざわざアルコールを添加するのは
「それだけの技術がありません」といっているに等しいですし
考え方によっては、実力がなくても即席で筋力を備える
ドーピングと大差ありません。

日本酒ファンにも、この辺りの
理屈が通じない方は、結構います。

上記したうち、「純米」が付いている
いわゆる純米酒は、日本酒本来の
米と米麹と水だけで造られています。

それだけで造るからこそ、日本酒と呼べるのであり
蔵元や杜氏の手腕も問われ
それを飲む私たちも
造り手へ、感謝の念が生まれるというもの。

それこそが、伝承すべき技術ですし
国が誇るべき文化だと思います。

今回のファンドによって
技術や文化への投資が、可能になるわけです。

味や、香りや、料理との相性、そして管理方法など
まだまだ誤解の多い日本酒業界ですが
ファンド化への動きが、業界の活性化に転嫁できることを
私は期待しています。

「全量純米蔵を目指す会」という
極めて、ミッション性の高い団体の活動だけに
長くなってしまいました。

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